古民家のお風呂リフォームは?どこを直せばよい?費用相場と注意点を解説
古民家は比較的安価に購入でき、風情もあり夏場も快適に過ごせるなど、様々なメリット・特徴があります。一方で、お風呂に関しては古くなっていたり、機能性が乏しかったりすることもあります。機能性に関してはそれも古民家ならではという事もありますが、そもそも古くなってお風呂自体として使えるものでなければ意味がありません。ここではそんな古民家のお風呂リフォームを検討する際の情報をお伝えします。
古民家のお風呂でリフォームする箇所
古民家のお風呂リフォームを検討している場合は、以下の5つに合わせて現状を把握します。そのうえでリフォームすべきか、使い続けるべきか業者と相談しながら決めていきましょう。
①浴槽
ひび割れや錆が発生している場合、下地まで浸水して腐食している可能性があります。古民家は在来工法で建てられていることがほとんどですので、浴槽の見の交換も可能です。浴槽の撤去、下地の調整、新浴槽の設置という流れで工事が行われ、1週間程度かかります。
②給排水管
給排水管は表立って見えない物の、寿命などが原因劣化している恐れがあります。古民家は築年数が長いため、注意が必要です。給排水管を交換する場合、床の解体や造作が入りますので、1〜3日以上は工期を要します。
③換気設備
換気扇の寿命は10年~15年といわれているため、それ以上経過した古民家は交換しておいた方が良いでしょう。換気能力の低下はカビや腐食の原因となり建物自体に影響を与えかねないので、注意が必要です。
④ガス管
ガス給湯器は消耗品のため、10年を目安に交換を考えた方が良い設備になります。ガス管の交換目安は30年になりますので、併せて検討してみてください。追い炊き機能を付けた給湯器に交換する場合は配管工事も必要になってきます。
⑤シャワー
シャワーヘッドは消耗品です。寿命は約5年といわれており、ヒビ割れ等が原因で水漏れを起こすこともあります。見た目もそうですが、それ以外にも支障をきたす恐れがありますので注意しましょう。簡易的なものであればDIYでも対応可能です。
古民家のお風呂リフォーム費用
通常のお風呂のリフォームの費用相場は、50〜150万円程度といわれていますが、古民家の場合、100〜250万円程度の費用がかかります。古民家のお風呂は、在来工法で作られており、防水が不十分で土台が腐食してしまっていることも多いためお風呂場全体をリフォームする必要があるからです。また、給排水管などが劣化している場合は、修理や交換なども必要となってくるため追加費用が発生することもあります。
古民家のお風呂リフォームの注意点
古民家のお風呂リフォームをする際の注意点を解説します。主に以下の3つを注意してみてください。
古民家リフォームに詳しい業者を探す
古民家のリフォームは実績のある業者に頼みましょう。古民家の知識が乏しいと、アフターフォローなども含めて様々なトラブルが発生しかねません。古民家の工法をよく理解し、詳しい業者を見つけることが大切です。
浴槽のサイズを確認する
ユニットバスと違い、在来工法で建てられているため、一般的な規格とは異なる場合があります。ライフスタイルに合わせて、変更の希望がある場合は業者にしっかり伝えて、相談しておきましょう。
土台の劣化を確認しておく
在来工法のお風呂はメンテナンスを怠っていると、タイルのヒビなどが原因で土台まで浸水が進み劣化していることがあります。土台が腐食している場合は、下地の形成から工事する必要が出てきて、その分費用もかかってきますので、予め念頭に入れて業者に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。古民家の場合、リフォームが必須であることを考えながら購入を検討しましょう。年数の経過により想定以上のリフォームが必要になってくる可能性もありますので、予算と照らし合わせながら考えていきましょう。