ソーラーパネルを設置!気になるメリット・デメリットを解説!

「屋根のリフォームを考えているんだけど、一緒にソーラーパネルも乗せるのってどうなの?」聞かれることがたまにあります。確かに、屋根のメンテナンスのタイミングって、新しいことを始めるチャンスですよね!
そこで今回は、屋根のリフォームする際に考えるソーラーパネル設置についてのメリットとデメリットを説明していきます。
ソーラーパネル設置のメリット
意外な効果
ソーラーパネルは、ただ電気を作るだけではありません。屋根を覆うことで、雨や紫外線、冬の寒さから屋根材を守ってくれます。屋根材の劣化を遅らせる効果が期待できるので、結果的にメンテナンスの頻度を減らし、住宅の寿命を延ばすことにも繋がります。
夏涼しく、冬暖かい!驚きの断熱性
やっぱり一番の魅力はコレではないでしょうか。太陽光で発電できるから、日中の電気代を大幅に削減できます。さらに、余った電気は電力会社に売ることもできます。売電収入があれば、初期投資の回収にも繋がりますし、ちょっとしたお小遣い稼ぎにもなるかもしれませんね。
環境にも優しい暮らし
太陽光発電は、発電時にCO2などの温室効果ガスをほとんど排出しません。地球温暖化対策に貢献できる、クリーンなエネルギーといわれています。自分の家でエネルギーを作り出すことで、環境意識の高い、サステナブルな暮らしを送ることができ、なんだか地球にちょっと良いことをしている気分になれますよね。
停電時も安心!非常用電源の確保
日本は地震や台風などの自然災害が多い国。ソーラーパネルが設置されていれば、自然災害による停電が発生した際、日中に発電した電気を非常用電源として使うことができます。スマホの充電や、最低限の照明器具を使うことができるので、いざという時に本当に心強いですね。
住宅の価値がアップする可能性も
省エネ意識が高まっている今、ソーラーパネルが設置された住宅は価値がアップする可能性があります。将来的に家を売却したり、賃貸に出したりする際に、有利になることも考えられます。
ソーラーパネル設置のデメリット
ソーラーパネルを設置するは、もちろん良いことばかりではありません。導入前にしっかりと理解しておきたいデメリットもあります。
初期費用
ソーラーパネルの設置には、どうしてもまとまった初期費用がかかります。屋根のリフォーム費用と合わせると、決して安い買い物ではありません。導入を検討する際には、複数の業者から見積もりを取り、費用対効果をしっかりと比較検討することが大切です。
設置場所の検討
ソーラーパネルは、太陽の光をたくさん浴びることで発電します。そのため、周りに高い建物があったり、大きな木があって日陰になりやすい場所だったりすると、期待通りの発電量が得られないことがあります。事前に専門業者にしっかりと調査してもらい、発電シミュレーションを行うことが重要です。
屋根への負担と定期的なメンテナンス
ソーラーパネルは、意外と重さがあります。そのため、屋根の構造によっては補強工事が必要になることも。また、設置後も定期的なメンテナンスが必要で、パネルの清掃やパワーコンディショナーなどの周辺機器の点検・交換が必要になる場合がありますので維持費用も考慮しておきましょう。
デザイン性
ソーラーパネルを屋根に設置すると、どうしても外観が変わります。「家のデザインに合わないかも…」と感じる方もいるかもしれません。最近では、デザイン性の高いパネルも出てきていますが、一般的なものより費用が高くなる傾向があります。
売電価格の変動リスク
余った電気を売る場合、その売電価格は常に一定ではありません。電力会社の買取制度や市場価格によって変動する可能性があります。将来的に売電価格が下がってしまうリスクも頭に入れておく必要があります。
災害時の不安
台風や強風、雪の多い北海道では積雪などによって、ソーラーパネルが破損したり、故障したりする可能性もゼロではありません。火災保険や自然災害に対する補償内容をしっかりと確認しておくことが大切です。
将来的な撤去費用
ソーラーパネルの寿命は約20〜30年と言われています。将来的にパネルを交換したり、家を解体したりする際には、撤去費用がかかることも覚えておきましょう。
まとめ
ソーラーパネルの設置は、光熱費の削減や環境への貢献など、多くのメリットがある一方で、初期費用や設置場所、メンテナンスなどのデメリットも存在します。大切なのは、これらのメリットとデメリットをしっかりと理解した上で、ご自身のライフスタイルや住宅の状況、予算などを総合的に考慮し、最適な選択をすることです。皆さんの住まいがより快適になることを願っています!