階段手すりの取り付け、DIYはアリ?プロに頼むべき?

階段手すりの取り付け、DIYはアリ?プロに頼むべき?
ご自宅の階段を上り下りする際に「もう少し何か掴むものがあれば安心なのに…」と感じたことはありませんか?小さなお子様やご高齢の方がいる家庭では、階段での事故防止のため手すり設置が非常に重要です。
今回は、階段手すりリフォームについて、「DIYでも大丈夫か?」「業者に依頼するメリットは?」「費用はどれくらいか?」を解説します。
目次
DIYでの手すり取り付けは可能?
DIYでも取り付けは可能です。ホームセンターで必要な材料を揃えられ、動画やブログで手順も解説されています。
DIYで取り付ける際のポイントと注意点
- 下地の確認:壁の柱や間柱の位置を正確に確認。下地のない石膏ボードに取り付けると危険。
- 水平・垂直の確保:水平器を使い、傾かずまっすぐ取り付ける。
- 工具の準備:電動ドリル、水平器、メジャー、ドライバーなどを用意。
- 安全性の確保:脚立作業時は転倒に注意し、無理な姿勢は避ける。
DIYのメリット・デメリット
メリット
- 業者に依頼するより費用を抑えられる可能性
- 自分のペースで作業できる
- DIYの達成感を味わえる
デメリット
- 専門知識や技術が必要
- 下地探しや取り付けに失敗すると安全性に問題が出る
- 取り付け後の強度や耐久性に不安が残る場合がある
- 万が一の事故は自己責任
DIYに自信がない場合や、安全性を最優先したい場合は、専門業者への依頼をおすすめします。
業者に依頼するメリット
- 安全性と信頼性:プロが適切な下地処理と設置で、長期間安心して使用可能。
- 手すりの選定:素材、形状、太さ、色などに合わせた最適提案。
- 美しい仕上がり:歪みなく自然で美しい設置が可能。
- 短期間で施工:DIYより短時間で作業完了、生活への影響を最小化。
- トラブル対応:保証期間内であれば無償修理などアフターサービスあり。
- バリアフリー提案:段差解消や滑り止め加工など、安全・快適な住環境の提案も。
費用の目安
手すり本体の費用
- 木製手すり:1mあたり 2,000円~8,000円
- 樹脂製手すり:1mあたり 3,000円~10,000円
- 金属製手すり:1mあたり 5,000円~20,000円(デザイン性によって増額)
工事費用(取り付け費用)
直線階段で片側3mの場合、材料費込み 5万円~15万円が目安。
内訳の例
- 材料費(手すり本体・ブラケットなど):2万円~8万円
- 施工費(人件費):3万円~7万円
- 諸経費(運搬費、廃材処理費など):数千円~1万円
費用が高くなるケース
- 曲線階段やL字階段:特殊加工で費用増加
- 両側設置:材料費・施工費が増加
- 下地補強が必要な場合:別途費用発生
- デザイン性の高い手すりや特殊素材:材料費増加
- 足場が必要な場合:追加費用発生
補助金・助成金について
自治体によっては、高齢者向け住宅改修補助金や介護保険の住宅改修助成金が利用可能。手すり設置も対象になることが多いため、市町村窓口や地域包括支援センターに相談して自己負担を軽減できます。
まとめ
階段手すりの取り付けはDIYでも可能ですが、安全性を重視する場合は専門業者に依頼するのが最善です。プロの技術で、安全で美しい手すりを実現できます。
複数業者から見積もりを取り、施工実績や担当者の対応も比較検討して、信頼できる業者に依頼しましょう。今回の情報が、皆さんの安全で快適な住まいづくりに役立つことを願っています。