狭い洗面所を広く見せるための豆知識とリフォームのポイント

毎日の暮らしに欠かせない洗面所。朝の身支度、夜のお風呂、洗濯…と、家族みんなが使う場所だからこそ、「なんでこんなに狭いのかな…」と感じる瞬間、ありますよね?
でも大丈夫!限られたスペースでも、ちょっとした工夫とリフォームで、見違えるほど快適な空間に変身させることができるんです。今回は、そんな狭い洗面所を「広く」「使いやすく」するためのポイントを解説していきます。
「うちの洗面所、なんでこんなに狭く感じるんだろう?」そう感じる理由とは?
毎日使う洗面所なのに、なんだか窮屈に感じる…その理由はいくつか考えられます。
多すぎる「役割」を背負いすぎているから!
洗面所はとても多機能な場所。「洗面」「脱衣」「洗濯」「収納」などなど、限られたスペースにこれだけの役割がぎゅっと詰め込まれていると、どうしても手狭に感じてしまいますよね。
物」が多すぎて、行き場がない!
洗面台の周りには、歯ブラシ、コップ、石鹸、化粧品、ドライヤー…と、たくさんの小物が並びがち。さらに、洗濯機周りには洗剤や柔軟剤、脱衣カゴ、タオル類などが置かれ、気づけば床にも物が散乱…なんてことも。物が多ければ多いほど、使えるスペースはどんどん減ってしまい、圧迫感を感じやすくなります。
家族との「バッティング」問題!
特に朝の忙しい時間帯は、家族みんなが洗面所を使いたがりますよね。誰かが歯磨きしている間に、別の誰かが洗濯機を回したり、お風呂から出てきたり…。2畳程度の限られたスペースで複数人が同時に利用しようとすると、「もっと広ければスムーズなのに!」と感じてしまうのは当然です。
収納が「少ない」or「使いにくい」!
家全体で見ても、洗面所は収納スペースが不足しがちな場所です。洗面台や洗濯機といった大きな設備を置く必要があるため、なかなか収納にまでスペースを割けないのが実情。また、収納があっても、奥行きがありすぎて奥の物が取り出しにくい、扉が邪魔になるなど、使い勝手が悪いと結局物が外に出てきてしまい、狭く感じる原因になります。
狭い洗面所を使いやすく!リフォームのポイント
それでは、この「狭い」問題を解決して、もっと快適な洗面所にするにはどうしたらいい
でしょうか?リフォームで賢く解決するポイントをいくつかご紹介します。
収納を見直す
洗面所を広く見せる一番の近道は、物を減らしてすっきりさせることです。しかし、どうしても必要な物はありますよね。そこでおすすめなのが収納の見直しです。
洗面台の収納力をアップ!
最近の洗面台は、鏡の裏が収納になっていたり、引き出し式のキャビネットが付いていたりと、収納力が格段にアップしています。ごちゃつきがちな小物類は、こうした隠す収納にまとめてしまいましょう。
デッドスペースを有効活用!
洗濯機の上や洗面台の横のわずかな隙間など、意外とデッドスペースはあります。そこに突っ張り棚やスリムなワゴン、壁面収納などを設置することで、収納力を確保できます。
「見せる収納」で統一感を!
毎日使うハンドソープや歯ブラシなどは、あえて「見せる収納」にするのもアリです。ただし、この場合はボトルや容器の色、デザインなどを統一することで、生活感を抑えておしゃれに見せることができます。シンプルなトレーにまとめて置くだけでも、ぐっと雰囲気が良くなります。
洗面台の選び方と配置を見直す
洗面所の主役である洗面台も、広さを左右する重要な要素です。
奥行きの浅い洗面台を選ぶ!
洗面所のスペースが限られているなら、奥行きが浅めの洗面台を選ぶと圧迫感が軽減されます。最近はコンパクトでも使い勝手の良いものがたくさん出ていますよ。
壁付けタイプで足元すっきり!
洗面台の下がキャビネットになっていない、壁付けタイプの洗面台を選ぶと、床面が見えることで空間が広く感じられます。
ムダな隙間をなくす!
洗面台と壁の間に隙間があると、そこにホコリが溜まったり、物が落ちたりと意外と不便です。リフォームの際には、洗面台の幅をスペースにぴったり合わせることで、デッドスペースをなくし、すっきりとした印象になります。
色や素材で「広く見せる」視覚効果を狙う!
物理的にスペースを広げられなくても、色や素材の選び方で洗面所を広く見せることは可能です。
明るい色で統一!
壁や床、洗面台などを白やベージュといった明るい色で統一すると、空間全体が明るく、広く感じられます。光を反射しやすい素材を選ぶのも効果的です。
鏡を大きくする!
大きな鏡は、空間を映し出すことで奥行きが生まれ、広く見せる効果があります。三面鏡タイプなら収納も兼ねられて一石二鳥です。
間接照明やダウンライトで明るく!
明るい照明は空間を広く見せる効果があります。天井に埋め込むダウンライトや、間接照明を取り入れると、すっきりとした印象になります。
掃除のしやすさも考慮する!
洗面所は水を使う場所なので、どうしても水垢やカビ、髪の毛などが気になりますよね。掃除がしやすい素材を選ぶことで、常に清潔な状態を保ちやすくなり、気持ちよく使えます。
水はねしにくい洗面ボウル!
最近の洗面ボウルは、水はねしにくい形状のものや、汚れがつきにくい素材のものがあります。
継ぎ目の少ない壁や床材!
パネルやクッションフロアなど、継ぎ目が少ない素材を選ぶと、汚れが入り込みにくく、サッと拭き取るだけでお手入れが楽になります。
まとめ
いかがでしたか?「狭い」と感じる洗面所も、原因をしっかり理解して、リフォームで工夫することで、驚くほど使いやすく快適な空間に生まれ変わらせることができます。ぜひ洗面所を「お気に入りの場所」にするための参考にしてみてくださいね!