キッチンの換気扇、そろそろ替え時?リフォームのポイントを解説

キッチンの換気扇は毎日お料理する私たちの強い味方ですが、ふと気づくと「あれ、なんだか最近パワー不足…?」なんてこと、ありませんか?実は、換気扇にも寿命があるんです。今回は、キッチンの換気扇リフォームについて、気になる費用や工期、注意点などを解説していきます!
換気扇リフォームのタイミング、見逃しがちなサインは?
「うちの換気扇はまだまだ現役!」と思っている方も、以下のサインが出ていたら要注意です。
異音がする
カラカラ、ガラガラといった異音は、故障のサインかもしれません。
換気能力の低下
以前より煙やニオイがこもるようになったら、換気能力が落ちている証拠です。
油汚れがひどい
掃除しても油汚れが落ちにくくなったら、交換を検討しましょう。
使用年数
一般的に、換気扇の寿命は10年程度と言われています。10年以上使用している場合は業者に点検してもらう事をお勧めします。
換気扇の種類と選び方、あなたのキッチンにぴったりなのは?
換気扇には、主に以下の4つの種類があります。
プロペラファン
プロペラファンは、扇風機のような羽根(プロペラ)を回転させて換気を行う換気扇です。主に戸建て住宅のキッチンや浴室、トイレなどに設置されています。
メリット
- 高い換気能力 直接排気するため、換気量が高いです。
- 設置が容易 ダクト工事が不要なため、設置が比較的簡単で、費用も抑えられます。
- 比較的安価 本体価格や工事費が、シロッコファンに比べて安価な傾向があります。
- 掃除がしやすい 構造がシンプルで、羽根の取り外しや掃除が比較的簡単です。
デメリット
- 騒音が大きい シロッコファンに比べて、運転音が大きい傾向があります。
- 外気の影響を受けやすい 外風が強い場合、換気量が低下したり、逆流したりすることがあります。
- 設置場所が限られる 外壁に面した場所にしか設置できないため、設置場所が限られます。
- 高気密住宅には不向き 近年の高気密住宅では、十分な換気性能を発揮できない場合があります。
シロッコファン
円筒状の羽根車を持つ換気扇で、主にレンジフードや浴室、トイレなどに使用されています。
メリット
- 静音性 プロペラファンに比べて運転音が静かです。
- ダクト排気 ダクトを通して排気するため、排気効率が安定し、外風の影響を受けにくいです。
- 設置場所の自由度 ダクトを使用するため、外壁に面していない場所にも設置できます。
- 高気密住宅に適している 換気力が高く、近年の高気密住宅でも安定した換気性能を発揮します。
デメリット
- 構造が複雑 プロペラファンに比べて構造が複雑なため、掃除がやや面倒です。
- 本体価格・工事費が高い プロペラファンに比べて、本体価格や工事費が高くなる傾向があります。
- 換気風量 プロペラファンに比べると、換気風量が若干劣る場合があります。
ターボファン
円筒状の形状をしており、幅広で枚数の少ない羽根が斜め後ろ向きについているのが特徴です。シロッコファンとプロペラファンの中間的な形状と性能を持つと言えます。
メリット
- 静音性 プロペラファンに比べて比較的運転音が静かです。
- 設置場所の自由度 シロッコファン同様、ダクトを通して廃棄するので設置場所の自由度は高いです。
デメリット
- 選択肢 形状や機種が限定されることが多いです。
- 本体価格・工事費が高い プロペラファンに比べて、本体価格や工事費がやや高くなる傾向があります。
レンジフード
レンジフードは、キッチンの換気設備で、調理中に発生する煙や油、蒸気などを効率的に排気する役割を果たします。換気扇と異なり、フードと呼ばれるカバーで覆われているのが特徴です。
メリット
- 高い排気効率 フードで煙や油、蒸気などを効率的に吸い込むため、高い排気効率を発揮します。
- 設置場所の自由度 ダクトを通して排気するため、外壁に面していない場所にも設置できます。
- デザイン性 多様なデザインがあり、キッチンのインテリアに合わせて選ぶことができます。
- お手入れのしやすさ 近年では、お手入れがしやすいように、フィルターレスや自動洗浄機能付きの製品も増えています。
デメリット
- 本体価格・工事費が高い 換気扇に比べて、本体価格や工事費が高くなる傾向があります。
- 設置スペースが必要 フードがあるため、設置スペースが必要です。
- 掃除の手間 フィルターや内部の掃除が必要な場合があります。
〇レンジフードの種類
- ブーツ型 一般的な形状で、幅広いキッチンに合います。
- スリム型 薄型でスタイリッシュなデザインが特徴です。
- フラット型 天井に埋め込むように設置するタイプで、すっきりとした印象になります。
リフォーム費用と工期の目安
リフォーム費用は、換気扇の種類や工事内容によって大きく異なります。
- 換気扇本体の交換 4万円~8万円程度
- レンジフードへの交換 10万円~20万円程度
- ダクト工事 5万円~10万円程度
工期は、換気扇本体の交換なら半日~1日、レンジフードへの交換なら1日~2日程度が目安です。
豆知識、知っておくとちょっと得する情報
- 同時給排 高気密住宅では、同時給排タイプの換気扇がおすすめです。
- 整流板 整流板付きのレンジフードは、油煙を効率的に吸い込み、掃除も楽になります。
- フィルター フィルターは定期的に掃除または交換しましょう。
まとめ
キッチンの換気扇リフォームは、快適なキッチン空間を作るための大切な要素です。費用や工期、注意点などをしっかり把握して、信頼できる業者と相談しながら、検討してみましょう!