外壁塗装で行われる高圧洗浄は本当に必要?

外壁塗装をする前に欠かせない工程が「高圧洗浄」です。今だと家庭用の高圧洗浄機も普及していますが、外壁塗装前に行う高圧洗浄では一定以上の水圧が必要なため、理解したうえで業者にお願いしましょう。今回は外壁塗装の高圧洗浄に関する基本的な知識をまとめていきますので参考にしてみてください。
高圧洗浄が必要な理由
外壁塗装をする場合、以前の外壁は劣化していることがほとんどです。チョーキング現象が生じていたり、カビや苔、汚れなどが付着していることで、そのまま塗装してもすぐに剥げてしまう状態になっています。高圧洗浄はそれらの汚れを古い塗膜事削り落とし、新たな塗料の密着力を上げるという重要な役割を持っています。
高圧洗浄の基礎知識
水道代は家主の負担
高圧洗浄というと大量の水を使用するイメージで、気になるのが水道代かと思います。例えば業務用の高圧洗浄機を朝から夕方まで約8時間続けたとした場合、約4,000リットル(4㎥)~5,000リットル(5㎥)の水を使用します。札幌市の場合1㎥あたり800円(水道200円+下水道600円)がかかりますので、4㎥×200円=3,200円程度と考えておけばよいでしょう。
※表示の価格は税別になります
乾燥時間はおおよそ2日
高圧洗浄を行った後大事なのが、乾燥の期間です。水分が残ったまま次の工程にはいると、仕上がり後の塗膜が剥がれたり、気泡が出てしまうなどといった不具合が発生してしまいます。そのため高圧洗浄後2~3日次の工程に進まないこともありますが、理解したうえで工事を見守りましょう。
<H3>高圧洗浄だけで取れない汚れもある
高圧洗浄だけで汚れが取れない場合は手作業で薬剤を使いながら汚れを落とすこともあります。取れない汚れを無理やり高圧洗浄で行っていると下地に悪影響を及ぼすおよれがありますので、一旦洗浄をやめて手作業に移っている場合は丁寧な作業をしているという事になります。もちろん高圧洗浄で全て対応できていることもあるため一概には言えませんが。
劣化したコーキングの補修を先に済ませる
コーキングが劣化している場合は注意が必要です。劣化したままの状態で高圧洗浄を行ってしまうと、下地に水が侵入してしまいます。通常の業者であれば事前に確認しコーキング補修作業を行って進めますが、ご自身でも気にしながら工事を見守るようにしましょう。
高圧洗浄を行ってもらう際、気を付けて見ておくこと
そもそも高圧洗浄を行っているか
上でも記載しましたが、高圧洗浄は必須の下処理になります。高圧洗浄を行わないで施工する業者がいたら、一概に手抜き業者とは言えませんが、見積もりの有無も含め一旦他社にも相談したうえで決定した方が良いでしょう。
作業時間
建物の大きさにもよりますが、高圧洗浄はおおよそ1日がかかりの作業になります。極端に時間が少ない場合、何かしら手抜きをされている恐れがあります。
見積もり内容
高圧洗浄の相場は1㎡あたり100円~300円程度になります。ご自身の外壁の面積に照らし合わせてご自身でも計算してみた方が良いでしょう。また無料を謳う業者も注意が必要です。高圧洗浄機は高額になるため、通常無料で受ける代わりに他の経費に上乗せされていることも考えられますので、相見積もりを取るなどで比較してから検討した方が良いでしょう。
室内に水が侵入してないか
高圧洗浄なので室内に水が侵入して良いという事はありません。事前に家の構造を理解し、水圧を調整しながら洗浄すれば水が浸入することはありません。もしそんな事態になったら、業者の代表者や責任者に相談しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。高圧洗浄は外壁塗装において欠かせない処理の一つです。弊社では適正見積もりでお客様に心配不安をかけないよう対応させていただいておりますので、お困りごとがございましたら、一度お問合せください。