お風呂・浴室リフォームで使える補助金はある?
お風呂、浴室のリフォームは意外と高いと思われている方もいらっしゃるかと思います。
そんな時に調べておきたいのが「お風呂、浴室のリフォームでも補助金が使えるのか?」という事です。ここでは補助金の種類や申請の流れなどを解説していきますので、ご自身の状況に合わせて内容をチェックしてみてくださいね。
お風呂リフォームで使える補助金は国と自治体の2つの管轄がある
そもそもお風呂のリフォーム費用ですが、一般的には50万円~100万円タイル張りの浴槽をリフォームするなど、施工内容によっては130万円を超える場合もあります。リフォームはしたいけどできるだけ低価格で行いたいという方は補助金の対象になるか調べてみてください。2024年現在お風呂リフォームの補助金は「国の管轄の2種類」と「自治体管轄の2種類」で計4種類に分けられます。本記事では各々の対象となる工事内容の特徴をご紹介します。
国が管轄している補助金制度
長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 工事内容
劣化対策としてユニットバスの交換や手すりの設置、段差解消をするバリアフリーリフォーム、三世代同居対応への浴室の増設
- 上限
80万円~210万円
- 要件
①1階の床面積が少なくとも40㎡以上(階段の部分を除く)、かつ延べ床面積が55㎡以上であること
②工事前にインスペクションを行い、リフォーム履歴、維持保全計画の作成をすること
③劣化対策、耐震性、省エネ対策のリフォームで一定の基準を満たす性能へ向上すること
- 交付手順
1.インスペクションの実施
2.維持保全計画を作成、リフォーム内容を決定、工事請負契約を締結
3.交付申請、交付の決定
4.工事の実施、リフォーム履歴の作成
5.工事完了後に引き渡し、精算
6.完了実績報告、交付額確定通知
7.補助金の振り込み
子育てエコホーム支援事業
- 工事内容
【必須工事(エコ住宅設備)】()内は補助金額
・高断熱浴槽設置(3万円/戸)
・高効率給湯器設置(3万円/戸)
・節湯水栓設置(5千円/戸)
【任意工事(子育て対応)】
・浴室乾燥機設置(2万3千円/戸)
【任意工事(バリアフリー改修)】
手すり設置(5千円/戸)
段差の解消(7千円/戸)
出入り口拡張(2万8千円/戸)
※必須工事と任意工事で補助金額の合計が5万円以上になることが条件
※例外として、「住宅省エネ2024キャンペーン」のいずれかの制度を補助申請されている場合は、必須工事のいずれかを含んでいるとし2万円以上で申請が可能
- 上限
子育て・若者夫婦世帯…30万円/戸
その他世帯…30万円/戸
※子育て世帯:申請時点で18歳未満のお子さんがいる世帯
※若者夫婦世帯:申請時点で夫婦のどちらかが39歳以下の世帯
- 要件
①エコ支援事業者と工事請負契約などを締結してリフォームをする方
②リフォームする住宅や賃貸の所有者(※共同住宅などの場合は管理組合、法人も対象)
- 交付手順
1.子育てエコホーム支援事業登録業者を探す
2.事業登録者と工事負債規約・共同事業規約を締結する
3.工事着手後、交付申請の予約(任意)※施工業者が行う
4.工事の完了と引き渡し
5.工事費の精算
6.交付申請※施工業者が行う
7.交付決定と振り込みの通知がくる
8.補助金の交付・受け取り
自治体が管轄している補助金制度
介護保険の住宅改修補
- 工事内容
手すり設置や段差解消などのバリアフリーリフォームなど
- 上限
工事費用の90%相当(償還払い)
※償還払い…全額建て替えを行い、申請後に払い戻されること
- 要件
①要支援1~2、要介護1~5のいずれかに認定されている方
②介護施設や病院などに入居・入院していない方(自宅に住んでいない場合は対象外)
- 交付手順
※ケアマネージャーと被保険者が申請を行います。
1.住宅改修についてケアマネージャー等に相談
2.申請に必要な書類(※1)の提出・確認
3.施工 → 完成
4.住宅改修費の支給申請(※2)・決定
(※1)申請に必要な書類
以下の書類の提出が必要です。
・支給申請書
・住宅改修が必要な理由書
・工事費見積もり書
・住宅改修後の完成予定の状態がわかるもの
(※2)住宅改修費の支給申請
以下の書類の提出が必要です。
・住宅改修に要した費用に係る領収書
・工事費内訳書
・住宅改修の完成後の状態を確認できる書類
・住宅の所有者の承諾書
各自治体の補助金
- 工事内容
お風呂の工事に限らず幅広くリフォームの補助金制度を設けている
- 上限
工事費用の10%~30%相当が補助されることが多い
- 要件
各自治体によって支給条件は様々ですが、以下のような要件を定めていることが多いです。
①居住している市町村内の業者に発注すること
②現在共住している住宅であること
③住居登録をしており、税金を滞納していないこと
- 交付手順
※各自治体によって異なります。
1.役所への事前相談
2.見積もりを取る
3.必要書類を入手
4.必要書類を提出
5.審査結果の通知
6.リフォーム工事の契約・開始
7.実績報告書と請求書を提出
8.補助金の振込み
まとめ
お風呂、浴室のリフォームをご検討の際は国や自治体が実施する補助金制度を調べることがおすすめです。補助金を活用することで、思っていたよりも金額を抑えて工事ができるかもしれません。弊社では補助金を申請する際のリフォームに関する事前相談なども行っております。(補助金の申請はご自身で行っていただく必要があります。)お困りの際は是非お問い合わせください。