タイル張りの浴室リフォーム方法は?費用、メリット、デメリットなどを紹介
タイル張りのお風呂は耐久性に優れ手入れがしやすく、デザインのカスタマイズもしやすいという特徴がありますが、経年劣化は避けられません。ここではタイル風呂をリフォームする際の方法を3種類、費用やメリットと併せてご紹介させていただきます。
タイルを補修する
下地に破損がなく、タイルや目地の表面のみひびが入っている場合は補修するのみで済みます。お手軽且つお安く補修できますので、状態によっては業者に依頼せず、DIYで対応可能です。
補修方法
タイルのひび割れを補修する手順は以下のようになります。
①タイル周辺の水気・汚れを取る
②周辺を養生する
③コーキング剤を埋め込む
④コーキング材を拭き取る
⑤養生を取り除く
費用
業者に依頼する際の相場は2~3万円前後になります。状態によっては費用が異なる場合があります。
メリット
- 安価
- すぐに作業が終わる
- DIYでも可能
デメリット
- 傷み具合によっては対応不可
- 補修部分が目立ってしまうことがある
タイルの張り替えを行う
下地にひび割れが入っていたり、広範囲な場合、タイル自体が浮いている場合は張り替えを検討しましょう。
補修方法
張り替えの手順は以下のようになります。
①破損しているタイルと周囲のタイル、目地をはがす
②下地の表面を平らにする
③目地が均等になるようバランスよくタイルを並べる
④タイルの裏に接着剤を塗布する
⑤押さえるようにして1枚ずつタイルを置く
⑥目地材を注入する
費用
業者に依頼する際の相場は以下の通りになります。
・床全面:6万円~
・壁全面:10万円~
・全面工事:数枚:3万円~
尚、下地の状態やタイルのデザイン工事範囲によって異なりますので、あくまで相場として参考にしてください。
メリット
- 自由度が高い
- タイルのままイメージチェンジ出来る
デメリット
- 浴室が数日使用できなくなる
ユニットバスにリフォームする
そもそもタイル張りのお風呂をやめ、ユニットバスに交換するのも一つの方法です。タイルよりも掃除がしやすくなるほか、様々な機能も付いているので、一度ご検討してみてはいかがでしょう。
費用
70万円~200万円が相場といえます。以下の内容によって、大きく異なりますので業者にお問い合わせの上ご自身のご希望のユニットバスを検討してみてください。
- サイズ
- お風呂周りの家の構造
- オプションの有無(浴室暖房乾燥機、追い炊き機能など)
- ユニットバスのグレード
- 一戸建てかマンションか
また費用の内訳としては、おおよそ以下になります。
- 浴室の解体、処分:30~40万円
- 床の基礎、ドア枠などの工事:15~20万円
- ユニットバスの本体価格と組み立て:50~60万円
- 給排水・ガス・電気工事:10万円前後
メリット
- 掃除がしやすい
- 断熱性が向上する
- 浴室の機能が増える
デメリット
- 工事に時間がかかる(5日~1週間程度)
- 高額になる
まとめ
いかがでしたでしょうか。部分的な補修であればDIYも一つの手ですが、範囲が広く全面的に工事が必要な場合は一度業者に相談してみることをお勧めします。