トイレの場所移動、いくらかかる? 後悔しないための費用と注意点!

トイレの場所移動、いくらかかる? 後悔しないための費用と注意点!
「ここにトイレがあったら…」「今のトイレ、使いにくいな…」と感じたことはありませんか? トイレの場所移動は、想像以上に大掛かりなリフォームになることがあります。今回は、トイレの場所を移動する際に発生する費用や、後悔しないための注意点について解説します。
目次
トイレの場所移動は「配管」がカギ!
トイレの場所を移動する際に最も重要になるのが、給排水管と排気(換気扇)の移設です。距離や構造によって費用が大きく変動します。
給排水管の移設
移動先が既存配管から遠い場合、床下や壁内を通して新たに配管を引き直す必要があります。
- 費用が高くなるケース:
- 既存配管から大きく離れた場所への移動
- 2階から1階、またはその逆など階をまたぐ移動
- コンクリート壁や床を壊す必要がある場合
- 配管勾配確保のため床をかさ上げする場合
- 費用を抑えられるケース:
- 既存配管に近い場所への移動
- 同フロア内で分岐できる場合
排気(換気扇)の移設
移動に伴い、換気扇のダクトも移設するか、新たに設置する必要があります。窓がない場所への移動では換気扇の新設が必須です。
気になる費用相場
項目 | 費用目安 | 備考 |
---|---|---|
解体・撤去費用 | 数万円~ | 既存トイレ、壁、床の解体費用 |
給排水管工事費用 | 20万円~100万円 | 移設距離や階数によって変動 |
電気工事費用 | 5万円~15万円 | 照明、換気扇、ウォシュレット配線 |
内装工事費用 | 数万円~ | 壁紙・床材張替え、建具設置など |
設備本体費用 | 5万円~30万円 | 便器や手洗い器の購入費用 |
廃材処理費用 | 数千円~ | 発生した廃材の処理費用 |
特に配管工事の「隠蔽部分」は、壁や床を剥がしてみないと分からない問題が見つかる場合があり、追加費用が発生する可能性があります。
後悔しないための注意点
専門業者への相談は必須
複数のリフォーム業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。トイレの場所移動の実績が豊富な業者を選ぶことが安心です。
将来的なライフスタイルを考慮する
家族構成や介護の必要性を考慮し、手すりの設置スペースや車椅子での出入りも想定して検討しましょう。
防音対策も忘れずに
隣接する部屋への音漏れが気になる場合は、防音材を壁に入れるなどの対策を検討しましょう。
換気計画をしっかり立てる
窓がない場所への移動や換気不足の場合、換気扇の性能アップや24時間換気の導入を検討しましょう。
既存の配管の状況を確認する
築年数が古い家の場合、既存配管が劣化している可能性があります。移動と同時に配管の点検や交換も検討しましょう。
まとめ
トイレの場所移動は費用も時間もかかる大掛かりなリフォームですが、日々の生活の質を大きく向上させる可能性があります。後悔しないためには、入念な計画と信頼できる業者選びが非常に重要です。