天窓で明るい毎日を!メリット・デメリットを解説&費用相場

屋根リフォームをご検討中の方に向けて、天窓の設置についてご説明いたします。「天窓ってなんだかおしゃれだけど、実際どうなの?」そんな疑問をお持ちの方是非参考にしてみてください。
太陽の光を室内に!天窓設置のメリット
自然光の取り込み
天窓の最大の魅力は、なんといっても自然光をたっぷり取り込めること。壁面の窓に比べて、約3倍もの光を取り込むことができると言われています。これにより、日中は照明なしでも明るく過ごせるようになり、電気代の節約にも繋がります。
換気性能の向上
開閉式の天窓を選べば、室内にこもった暖かい空気を効率的に排出できます。これは、室内の温度調整だけでなく、湿気対策にも繋がり、快適な住環境を保つ上で重要なポイントとなります。
デザイン性の向上
外観にアクセントが生まれ、室内からは空や星を眺めることができるなど、特別な空間を演出できます。
こんな方は検討してみては?
日当たりの悪い部屋
周囲の建物に囲まれて日差しが入りにくい部屋でも、天窓があれば明るさを確保できます。
家の中心部にある部屋
廊下や階段など、窓のない空間に光を取り込むことができます。
開放感を演出したい空間
天井に光が差し込むことで、空間がより広く、開放的に感じられます。勾配天井との組み合わせは、さらに効果的です。
設置前に知っておきたい!天窓のデメリット
魅力的な天窓ですが、設置にあたってはいくつかのデメリットも理解しておく必要があります。
雨漏りのリスク
屋根に穴を開ける工事となるため、施工不良や経年劣化によって雨漏りが発生する可能性があります。信頼できる業者を選び、適切な防水処理を行うことが非常に重要です。また、定期的なメンテナンスも欠かせません。
断熱性の低下
一般的に、天窓は壁に比べて断熱性能が低いため、冬場は熱が逃げやすく、夏場は熱が侵入しやすい傾向があります。最近では、断熱性能の高いガラスを使用した天窓も登場していますが、通常の窓に比べると断熱性能は劣る場合があります。夏の強い日差し対策も考慮する必要があります。遮光対策を怠ると、室温が上昇しすぎたり、家具や床が日焼けしたりする可能性があります。遮光カーテンやブラインド、ロールスクリーンなどを設置する必要があります。
掃除がしにくい
電動開閉式や、内側から掃除できるタイプの天窓を選ぶことで、この問題を軽減できます。
メンテナンス費用
雨漏り対策やパッキンの交換など、定期的なメンテナンスが必要となり、その都度費用が発生します。
設置費用
一般的な窓の設置に比べて、屋根の加工や防水処理などが必要となるため、費用が高くなる傾向があります。
費用はどのくらい?天窓の費用相場
天窓の設置費用は、天窓の種類、サイズ、開閉機能の有無、屋根の形状、既存の屋根材、工事の難易度などによって大きく変動します。一般的な費用相場としては、以下のようになります。
・固定式天窓: 約15万円~50万円
・手動開閉式天窓: 約20万円~70万円
・電動開閉式天窓: 約30万円~100万円以上
これらの費用には、天窓本体の費用、設置工事費、防水処理費用などが含まれます。ただし、上記はあくまで目安であり、実際の費用は個々の状況によって大きく異なります。
まとめ
天窓は、住まいに明るさと開放感をもたらし、快適な空間を実現する魅力的な選択肢です。しかし、雨漏りや断熱性の低下リスク、費用など、考慮すべき点もいくつか存在します。今回ご紹介したメリットとデメリット、費用相場をしっかりと理解した上で、ご自身の住まいの状況やライフスタイルに合わせて、天窓の設置を検討してみてくださいね。